看護師 単発バイト

育児と仕事

想像と実際にやってみるのとはこんなにも違うのか、というのが私の子育てのスタートでした。

 

看護師だし、助産師の資格もあるから、イライラしないで子育ては楽しくやっていける、なんて思っていました。

 

でも、甘かったです。

 

赤ちゃんの誕生に出会うたびに、私も早く母親になりたい、と願い、虐待のニュースなど聞くと、私にその子どもを育てさせてほしい、とまで思ったりしたことがあったのですが、いざ、親になると、自分の身体は普通ではないし、赤ちゃんのお世話は絶えず続き、夜もゆっくり眠れず、こんなにも大変だったのか、と驚きでした。

 

仕事は仕事だから出来ていたわけで、仕事は緊張もするし、責任もあるし、でも終われば、自分の時間になる。

 

でも、自分の子どもの子育ては、今日はここで終わり、なんていう区切りはなくて、24時間続き、休みがない。

 

人はこういう営みを何千年も続けてきたのかと思うと、今の便利な生活ですらこんなに大変だと思うのだから、出産でお母さんが命を落とすことが多かった時代、病気で亡くなる子どもが多かった時代はどんなに大変だったろう、と遠い過去に思いを寄せたりしました。

 

看護師で培った忍耐はまだまだ足りず、でも、きっと、家だから、自分の子だから、甘えもあるんですよね。

 

あと、産後はこんなにも精神的に不安定になるものだと実感できたことは、看護師としてプラスでした。

 

結局、ゆっくり眠れないし、一人になることも出来ないから、極度に疲れてしまって、脳の働きも悪くなっていくんですよね。

 

幸い、私の家には頻繁にお友達や親戚が訪ねてきてくれたので、日中は元気に過ごせましたが、夜は本当に辛かったですね。

 

ちょうど産後3週間あたりがきつかったのですが、実家から母が遊びに来てくれていて、明け方、はっと目が覚めて、産後初めてぐっすり寝た感じがあったと同時に、おむつ替えは?授乳は?と思ったら、母が嬉しそうに抱っこしてミルクを与えてくれていました。

 

この1回が本当に心身共に休めました。こんな1回で人はこんなにも助かるものだ、ということも実感しましたよ。